ニュースレター No.311 2025年7月10日発行 (発行部数:1694部)

このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。

情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。 

                      一般社団法人 持続可能な森林フォーラム 藤原敬

目次
1. フロントページG7サミットと森林の将来=カナナスキスサミットの山林火災合意は(2025/7/10

今年のG7サミットは6月16日から18日カナダの山岳地カナナスキスという場所でおこなわれ、G7閉幕、首脳宣言見送り ウクライナ情勢巡り溝という形で、、米国のトランプ大統領と他の参加国の溝が調整できなかったということが、中心の報道がされています。

森林行政に関して、G7/8サミットは、2005年のグレーンイーグルスサミットを契機に、違法伐採問題に対処が進んだという重要なインパクトをあたえた大切なイベントで、勉強部屋でも、累次のサミットの首脳宣言の中で、森林問題がどのような位置づけになってきたのかを分析するなど・・・G7/8サミットの歴史の中の森林(2023/5/15->25) 追いかけてきました。

でも今年は首脳宣言がでない?どうしよう

ということでこのイベントの合意事項をチェックしていたら、7つの共同声明の中に、山火事憲章という文書があることに気が付きました

よんでみました。

直前の日本の骨太方針で初めて林野火災対応が記載されたことを、更に充実させる可能性がある重要な国際合意・・・でも少し気になる点も

こちらから
2.  国際的な環境ガバナンスと日本の木材利用ー勉強部屋のコンテンツ本が発売(2025/7/10)
3. 脱炭素社会の実現に向けた木造建築の可能性ー木の建築フォラム第30回公開フォラム(2025/7/10)
4. いま、求められる木の建築・活動とはー森とまちをつなぐ木材コーディネーターの育成認定事業(木の活動)が大賞ー木の建築賞2024の審査結果(2025/7/3)
  山広葉樹林の利活用と再生に向けてー新たな森林政策の柱(2025/6/25)
6. 2025大阪・関西万博記念 国際フォーラムー巨大木材リングの再利用とトレーサビリティ(2025/6/20)

G7サミットと森林の将来=カナナスキスサミットの山林火災合意はー勉強部屋ニュース311号編集ばなし

今月のフロントページは:G7サミットと森林の将来=カナナスキスサミットの山林火災合意は

グローバルなガバナンス議論と日本の森林政策の関係性を勉強するこのサイトの大切なG7サミット。森林大国カナダの森林地域で開催されたカナナキスサミットのエッセンスが込められた合意でした。

(超ローカルなコンテンツ本話)

実は、なにを今月のフロントページにしようかと考えた時に、7月になって発売された、「国際的な環境ガバナンスと日本の木材利用ー勉強部屋のコンテンツ本が発売」にしようかなーと少し考えました。でも・・・G7サミットとコンテンツ本のド地が皆さんにとって大切か・・・・

でも25年の蓄積をふまえた本です。よろしくお願いしますー

(ZOOMセミナーが今週土曜日です)

予定通り、12日土曜日に本年度第2回セミナー「国際認証(サステナブル・ラベル)の視点から見た木材のサステブル管理と調達」が開催されます。様々な分野の国際認証に取組んでいるゲスト山口真奈美さん(日本サステイナブル・ラベル協会代表理事)森林認証がどのような拡大していく道筋にあるのか・・・など、いろいろお聞きしましょう。→こちらから

(NPO木の建築フォラム)

今回の記事の「脱炭素社会の実現に向けた木造建築の可能性ー木の建築フォラム第30回公開フォラム」と「いま、求められる木の建築・活動とはー森とまちをつなぐ木材コーディネーターの育成認定事業(木の活動)が大賞ー木の建築賞2024の審査結果」はNPO木の建築フォラムという団体からの情報です。

この団体は昨年からウッドマイルズフォーラムが蓄積してきた仕事を引きつい大切な団体で、私も今年から理事となってその仕事の一部を担うこととなりました。

(林政ジャーナリストの会)

もう一つの私の情報収集のツールが、日本林政ジャーナリストの会(JFJA)です。

今回の記事の中の「里山広葉樹林の利活用と再生に向けてー新たな森林政策の柱」は、今年度第2回研究会です。行政のコントロールをしている林野庁の政策責任者から、相対で説明を聞き質疑をする機会がジャーナリストの集まりの強みですね。、来年度の森林林業基本計画の改定年ですが、どんなことが改定の重要な柱になるのか?見えてくる情報でした。

JFJAの今年の活動で、私が担当しているが、9月に開催 予定の2025大阪関西万博の共同取材です(まだ正式な公開はされていません)。今回の記事の「2025大阪・関西万博記念 国際フォーラムー巨大木材リングの再利用とトレーサビリティ」はその準備として大阪で開催されtSGECのイベントの情報です。世界で一番大きな木造建築物としてギネスブックにのった、万博の大屋根リング、この施工過程、木材の由来、再利用などレガシーとなるように追いかけるのが林政ジャーナリストとしての役割ですよね。報告してまいります

もう一つJFJA話では、6月下旬に令和7年度第1回共同取材(北海道)「広葉樹林業の可能性と広葉樹材の利活用(北海道)」で旭川にいって来たのですが、これについては近々報告します。遅れてごめんなさい。

(今後の話題)

やはりグローバル視野に立つとトランプ関税問題。木材に関する思いが大統領にはある(米国トランプ大統領の国際戦略の中の木材(1)ー米国の木材増産命令・自給率アップの号令(2025/4/27)ので、フォローします。

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次号以降の予告、人と自然を未来に繋ぐ「しもかわチャレンジ」-林政ジャーナリストの会共同取材から /木質バイオマスエネルギー次の段階は?-JWBA創設10周年記念イベントか /森林経営管理法及び森林法の一部を改正する法律案について /米国トランプ大統領の国際戦略の中の木材(つづき) /国際認証(サステイナブル・ラベル)の視点から見た木材のサステイナブル管理と調達ー勉強部屋ZOOMセミナー第2回ご報告
かな

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

藤原敬 fujiwara.takashi1@gmail.com