多様な主体による森林づくり活動と水源涵養機能〜新たな定量化手法〜(2025/12/1)

11月28日「多様な主体による森林づくり活動と水源涵養機能に関するセミナー〜新たな定量化手法〜」というイベントに出席しました。

チラシに記載された概要説明は以下の通り

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近年、地球温暖化防止など地球環境保全の観点から、企業等の多様な主体による森林づくり活動が盛んに行われています。SDGs の気運の高まりやESG 投資の拡大等により、これらの活動はさらに加速化していくことが予想されます。林野庁では、こうした企業等の多様な主体による森林づくり活動をさらに促進させるため、森林の多面的機能の一つである水源涵養機能について、森林づくり活動の効果を簡易的かつ定量的にも評価できるような、わかりやすい手法を検討しました。

この度、新たな定量化の手法について、企業をはじめとする森林づくり活動に携わっている団体や自治体に広く周知するため、セミナーを開催します。

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紹介された「林地における水資源涵養量(貯留機能)の簡易評価手法」という配布されたチラシにそって、紹介します、

(林地における水資源涵養量(貯留機能)の簡易評価手法)

〔評価手法について〕

林地における水源涵養機能は、地質、降雨量、気温、林分の状況(密度、胸高直径
等)等の複雑な因子が関わっていることから、簡易な手法として、降雨量から直接流出
量及び蒸発散量を差し引くことで、「使える水」の量である、水資源涵養量(地中への浸
透量)を評価。

(水資源涵養量)=(降水量)ー(直接流出量)ー(蒸発散量)

【直接流出量】

森林総研が水文観測を行ってきたデータを元に、地質区分及び年間降水量データを用いて、企業等の取組により森林が保全・維持され続ける場合の森林から河川への直接流出量を推計。

【蒸発散量】

気象データ(気温、降水量)及び林分データ(針広区分、平均樹高、平均胸高直径、立木密
度)等を用いて、水文学的な方法(蒸発散モデル)を用いて蒸発散量を推計

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少し詳しい説明が、【解説資料】林地における水資源涵養量(貯留機能)の簡易評価手法というデータに掲載されています。そこにこのデータをつかった事例が掲載されています

(なんに使える)

4.2 水資源涵養量の取扱い
?
算定された水資源涵養量は例えば、林地と裸地の水量比較に用いることができる。

左の図のように、

「2006〜2012年の7年間で林地は裸地の約4倍の水資源を涵養している結果となった。
?林地が開発等により失われ、裸地化すると水資源涵養量は約1/4となる。森林づくり活動等により、林地を林地として維持する効果が水量として評価された数値である。

といった森林の水機能な大切さを訴求ができるようですね

(森づくり活動??)

ただし、日本では裸地に植林をして森づくりをするという例は、少ないので、自分の森林に例えば間伐したらどうなると?ということには、使えないかな・・

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おって、林野庁のサイトに詳しいデータが掲載される予定だそうです。

大切な情報なので加筆してまいります。

kokunai8-8<mizukinoubiz>
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