| 「日本林業は世界で勝てる!」グローバルな視野から日本の林業の未来を俯瞰!!?(2026/5/22) | |||
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でもまだしっかり読んでいなかったので(ごめんなさい)、この機会に勉強してみよう。 プレゼン資料は103スライド、52ページの膨大な情報。一挙に伝達されて、少し混乱。すごい情報なのでしっかり報告できるかな?
章別にまとめて紹介します (イントロ) 「2021年の世界的な木材価格の高騰、すなわち第三次ウッドショックが米国、中国での木材供給不足から起こった。なぜ起こったのか様々な意見があるが、私はその大きな要因は20世紀のような無尽蔵にある天然林での木材供給から、21世紀に入って二次林を含む人工林への依存へと世界は大きく舵を切っていたのであるが、その木材生産林の有限性が明らかになったからだと考える。 わかり易いイントロでした ((1 世界の森林林業の事情)) ・日本の㏊当たり針葉樹蓄積221㎥、それより多い国は、南半球のニュージーランド392㎥/㏊、欧州のドイツ321㎥/㏊、オーストリア299㎥/㏊、そして旧東欧圏のルーマニア281㎥/㏊やウクライナ227㎥/㏊です。これらの国の森林からは我が国に多くの木材が輸入されています。これらの国の針葉樹蓄積はドイツ22億㎥、ニュージーランド11億㎥、オーストリア9億㎥であり、それに比べて日本は37億㎥と収穫期に達したスギ、ヒノキなどの針葉樹が世界的にみてもいかに多いかがわかります。 ・我が国への欧州からの木材輸入は北欧からもたくさん来ていますが、そのスウェーデンは25億㎥、フィンランド19億㎥と一定の蓄積はあるのですが、㏊当たり蓄積は106㎥/㏊、104㎥/㏊と我が国の半分以下しかありません。北極圏など緯度の高い地域の森林を含むこれらの国の森林の年間成長量がいかに低いかが推察されます。 ということで、日本の森林は世界のマーケットに木材を共有している国と比べてもパワーがあります。 人口千人当たりの製材品の消費量で、一番多いのはフィンランドでの682㎥、そしてスウェーデン642㎥、ノルウェー578㎥と北欧が高く、次いでニュージーランドの542㎥となり、カナダ497㎥、米国310㎥となります。 ・我が国は118㎥で、ドイツ243㎥の半分、イギリス170㎥の、フランス147㎥より少ないですが、イタリア97㎥より多く、世界平均の64㎥からはほぼ倍の消費量になっています。 ・また人口の多い中国は89㎥ですがインドは6㎥とかなり少ない状態です。もし中国が日本と同じ一人当たり消費量になると追加で4.2千万㎥必要で、インドが中国と同じ消費量になると1億1千万㎥が必要で、この2カ国で世界の消費量4億9千万㎥の3割増程度の製材品が必要になります。 ということで、これから木材消費量はふえます。 (1-3 人工林の木材生産へのパワー)
・最も多く設定されているのが「生産」11億5,000万㏊で、この部分を中心に木材の供給が行われているということです。
我が国の主伐の生産性は高性能林業機械の導入等により1990年の1.6㎥/日人から2021年には7.3㎥/日人まで向上しています ですが、世界お他の地域と比べてみると・・・ ニュージーランドと米国ジョージア州は、我が国とほぼ同じ約3,000万㎥の木材を生産しています。 その伐出労働者はそれぞれ約4,000人と3,500人で、我が国の伐出労働者2万人とは大きくかけ離れています。 つまり、日本は少し向上したといっても、世界の先進地域の5分の1の生産性。 AIなどの活用によって素材生産分野での労働力を機械に置き換えることが必要です。 我が国では世界標準に向けた年間約16,000人分の作業の機械開発があるということです 「山林を足で歩かず丸太に手で触れない素材生産」は林業の機械化で可能
(2)山元の現場の状況に応じてどんな小さな作業でも安全性の向上と低コスト化に向かって機械化にチャレンジすることが重要です。 (3)難しいと諦めるのでは何事も成りません、目標を掲げなければ達成できないのです。 (4)関係者が一丸となってAI等を活用した林業の機械化に取り組みましょう。 この部分は、頑張りましょうというメッセージですが・・・資料の中には、これならできるかもという世界中の現場を歩いた結果の情報がたくさんありますヨー
・世界の人工林面積は1990年代以降増加(年間406㏊)し、2000~2005年に年間513万㏊、2010~2020年でも年間306万㏊増加している。 ・農用地との競合関係ある土地での人工林の林業を行っているニュージーランドのラジアータパインなどの年間成長量は20~30㎥/㏊で、30年生で600~900㎥の収穫の出来る育種樹種や米国のサザンイエローパインとの競争力を確保していく必要がある。
(我が国でも循環型林業の確立は可能) ・我が国の再造林については、北欧やカナダなどの天然更新との競争力や下刈等再造林での国際競争力のなさが問題視されているが、ニュージーランドや米国での調査によると、天然更新木は二次林としての成長にばらつきがあり、除伐して育種苗を植えることが有利との判断であり、我が国でもエリートツリーなどの成長の速い品種の確保で800本/㏊植えで、20㎥/㏊の年間成長量を目指す投資型の林業の可能性は十分にあると思われる。 ・我が国林業の再生産には、傾斜地での素材生産の合理化が必要だが、ニュージーランドの傾斜地での機械化と同様の取り組みを我が国で行えば国際競争力を十分確保できると考える。 ・ニュージーランドで30年、米国で30~40年、欧州では60~120年近くたたないと収穫できないという林業において、戦後世界の天然林との競争に負けたとはいえ、植林後すでに60年から先行投資している我が国人工林を活用して循環型林業を確立すれば、その国際競争力は十分あると考える。(スライド71) 日本林業の競争力 ((4 日本林業の未来)) 日本林業の未来(㏊800本植えで、30年伐期スギ林業)のコストの試算(スライド78) 地拵え:再造林、全幹集材でほぼゼロ 収穫:30年、㏊10~20㎥/年成長として、300~600㎥/㏊
((最後に。、輸出の可能性)) 今後の無節柾目材の木材輸出の可能性(スライド100) ・世界の木材はロシアやカナダの天然林からの20世紀中の競争が終わり、人工林や二次林、三次林での競争に入っており、無節柾目材は枝打ちがないと生産が難しいと考える。
・この立木を無節柾目を生かした製材を行い、国内はもとより世界の無節柾目の木材需要に対応した対応が今後の大きな課題の一つと考える。 以上です ーーーー
以上の報告のあと、そういうことなので、「本を買って読んで下さいねでくださいね!!」というのが「しめで」す 本の目次を右に示します (こんなむずかしいことできるの?) 日本の急傾斜の林業現場の難しさを前提に、難しいけど頑張りましょう、というメッセージですね。 目次にある、 「第3章 敵をしる―主要林業国の実力」にある 1.米国 2.カナダ 3.欧州 4.ニュージーランド5.中国 6. ベトナム 7. ロシアといった国々の、林業の現場の写真は殆ど「著者撮影」。現場を知り尽くした著者のメッセージです 「日本の人工林は世界のなかでも際立った資源です。人工林資源としての国際競争力は十分にあります。林豪・木材産豪の関係者だけでなく、国民全体に共有出来るようにすべきです。ともに挑戦していきましょう。」(本の249ページ) これが山田さんの本の最後のメッセージです ((世界に勝てる林業と森林認証制度ーと持続可能な森林))
著者山田さんは、日本で森林認証制度が定着する段階で、2011年から2019年までSGEC専務理事をしていた経験がありますので、「日本の林業は世界で勝てる」という本の中に森林認証のストーりーはあるかな?と探してみました。 ありました!! 56ページ左の図 図2-5FSC 及びPEFC による森林認証面積(1990~2020年) 以下のような説明が・・・ 、「視点は全く違いますが、「FRA2020」こは森林認証についても報告されており、世界では主にFSC とPRFCが昔及しており、その認証面積の推移は図2- 5 のようになってます。2019 年時点で、世界の森林面積のうち、FSC による認証は2億ha、PEFCによる認証面積は3億1, 900 万ha であり、重複して認証されている森林面積を除いた世界の森林認証面積は4億2,600haiこなるとされています。この4億2,600 万ha が世界の木材供給の中核的存在になると考えられます。(本の第2章終わ、56ページ) というように第2章世界の森林はどうなっているのか、の締めのことばが森林認証森林に着目したすごい記述なのです・・・その後の記述は日本の森林がどのように森林認証制度と連携して中核的存在になるのか、という物語がかかれているのかな?と調べてみました、・・・・が、その後の章には作業過程の効率化!無人化!などの抜本改革の物語が記載されていますが、森林認証制度に関する記述がありませんでした。 (ご本人に聞いたら、安藤直人先生が編集した森林認証という本に書いたのでこの本にはあまり書きませんでした」というコメント) 持続可能な森林というコンセプトがFSCとPEFCのスタイルになっているけど、日本でその二つを統合したわかりやすい制度ができて、その面でも世界にかちますよーという物語が欲しいですね。 次のバージョンの本は「日本の林業は世界で勝てる!そして世界中の持続可能な森林を次のステップに進ませる!!」ですね。期待しましょう kokunai8-9<NRkateru_intheW>
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