昭和100年記念分収造林「グリーン・シェアリング」募集中ー林野庁国有林野事業と企業の新たな連携(リング)?(2026/2/28)

林野庁サイトに「昭和100年記念分収造林」(グリーン・シェアリング)ポータルサイトというページが立ち上がっています。

「グリーン・」シェアリング」?当該サイトの説明では「「昭和100年記念分収造林」では、特に、多様な樹種を育て、豊かな環境を育み、次世代へ引き継ぐ責任を分かち合うことをコンセプトにした分収造林を「グリーン・シェアリング」と名付け、様々な企業等の参加による分収造林の導?を進めます。」としています。

(分収造林とは)

国以外の造林者が、契約により国有林に木を植えて一定期間育て(全てのコストは自己負担)、成林後に分収木を販売し、その収益(販売代金)を国と造林者とで予め契約した一定の割合(今回の場合は造林者が8割、後の2割は国)で収益を分配する分収する制度です

造林経費を回収する木材販売収入があるわけでないけれど、山づくりをしたい土地をもっていない企業にとって、インパクトがありそう?

概要紹介します

(「昭和100年記念分収造林」の概要)

募集期間:令和8年1月〜12月

事業内容
( 1 )植栽する樹種は、国と造林者が協議して決定
( 2 )対象面積は、原則として1ha以上
( 3 )契約期間は、最長80年
( 4 )造林に要する費用は造林者が負担
( 5 )収益の分収割合は、造林者が8:国2(北海道は9:1)
( 6 )分収木(植栽された樹種)は、国と造林者の共有
( 7 )「昭和100年記念分収造林」と記載した標識を分収造林地に設置※

※標識の設置に当たっては、記念分収造林の名称に加えて「〇〇の森」、「〇〇記念林」等の文言を記載することも可能。
内閣官房「昭和100年」関連施策推進室が定める「昭和100年」関連施策のロゴデザインを標識等に使用する場合は、森林管理局にお問い合わせください。

だそうです

(「グリーン・シェアリング」とは)

「昭和100年記念分収造林」では、( 1 )〜( 3 )の要件の全てを満たすものを「グリーン・シェアリング」と呼ぶそうです。

( 1 )長期契約(60年以上)による環境への責任の共有
( 2 )環境に配慮した森林施業の実施
( 3 )多様な樹種(広葉樹)の植栽

右の図のように、グリーン・シェアリングとは、英語でいう Green Sharing(緑の共有)ではなく

Green(木を育て環境を創造する) Share(環境への責任を分かち合う)、Ring(協力の輪を広げ様々な主体主体が参加)なんだそうです

グリ−ン・シェアリングでなく、グリ−ンシェア・リングといった方がわかり易いかもしれませんね。(少なくとも英語を話す外国人にはそうした方がよいと、勉強部屋の提言です)

(参加企業のメリットは?)

チラシには、以下の記述があります。

環境の取組をアピールできます! 分収造林契約による水源涵養機能、環境保全(温暖化防止)機能等の評価を数値化した「環境貢献度評価」をお知らせします。(※現在は、「法人の森林」に取り組む企業等に通知)

環境貢献度評価とは、法人の森林による環境貢献度における各便益の説明について

以下のような説明をいただきました

○ 環境貢献度評価とは
環境貢献度評価は、林野公共事業における事業評価手法を活用して、分収造林に関連する3つの機能について、国が定量的に評価し、その結果を契約相手である企業等に通知する仕組みです。

(3つの機能の定義は、林野公共事業「事業評価マニュアル」に基づく)
(参考1)林野公共事業における事業評価マニュアル
(参考2)環境貢献度評価のイメージ

(公募箇所)

林野庁のサイト(右の図)に、現在公募中の箇所が表示されています。

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以上:林野庁のサイトに掲載されている情報+担当者からいただいt情報で解説しました。

今後森林管理局ごとの具体的な事例がネット上に掲載される予定ようですね。(現時点で2月30日準備中となっています

企業と国有林の新たな関係の重要な情報になりそうなので、また、フォローします

たま、まだ計画中ですが、林野庁の幹部から勉強部屋のZOOMセミナーで、「新たな森林・林業基本計画を踏まえた、国有林の新たな展開について、このグリーンシェアリング話も含めて、解説頂けるようなるかもしれません。

楽しみにしてお待ちください

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